「3DGデザイン研究所」は中京大学情報理工学部“興膳研究室”での研究成果をベースに実用に供する各種システムの研究開発を行なっています。上掲のクルマは実在するものではありませんが、デザイナの“描いた”自動車のスケッチ(左図:斜前後2枚)を元に立体化した数学モデルです。 <中図:シェィディング数学モデル、右図:物理モデル(粘土)>
既存の「CADシステム」には、このように「スケッチを直接立体化する機能」は恐らく存在しないと思います。現状のCADはデザイナは自分のイメージを描いたスケッチを図面(投影図)に変換しなければなりませんが、そのスケッチが自動車のスペック(仕様)を反映できていないこともあって、イメージは図面に変換されず、結果的に大きな齟齬を来たす場合は少なくありません。結果、試行錯誤回数は多くなり図面の読解力も要求されることから、膨大な開発時間と工数を要することになって終います。
そこで、直接スケッチを立体化出来れば、より早く、よりクォリティの高いデザインに到達できるのではないかと考え研究開発を進めて来ました。「ギャラリー」には適用事例や立体化法などを掲載しています。ご覧下さい。
(追記)
「3DGenerator(3Dジェネレーター)」を紹介したTV放送(サイエンス・チャンネル)がありますので、興味のある方は下記"URL"へアクセスしてみてください。 「THE LABO~研究所の歴史に見る科学の系譜」というシリーズ企画の中で「中京大学人工知能高等研究所」が紹介されています。その研究紹介の冒頭に本システムは登場しますのでご覧下さい。
2012年7月27日
予て提案中の「平成24年度戦略的基盤技術高度化支援事業(通称:サポイン)」に今般採択され、現在、受託準備を進めています。計画名は下記特定研究認定名に同じですが、愈々、本格研究のスタートを切ります。共同研究機関は株式会社池山メディカルジャパン、株式会社アイヴィスの3社を中心に進めて参ります。
2012年1月20日
中部経産局より「人工乳房の写真計測によるデジタル化研究」が特定研究認定を受けました。
2011年10月4日